「急にこんなことを言われて、戸惑うかもしれませんが残りの一週間、悔いのないように過ごしてください。」


「ねぇ、先生・・・。」


「はい。」


「直してよ・・・っ!ここは病院でしょ・・・っ!?」


「残念ながら、それは無理です。」


「なんでよ・・・っ。なんでなのよぉ・・・。」


泣きながら、私はしゃがみ込む。


「菜花・・・。」


お母さんが、悲しそうな顔で私を見た。