学校に着くと、ほぼほぼ皆来ていた。


「由羅遅いぞ~。」


優が笑いながら言った。


「由羅、寝坊?」


そう聞いてきたのは愛華。


「え、えへっ?」


苦し紛れのえへ。


二人は引いたように私を見た。


「え・・・。」


「え・・・。」


「ちょっとぉ!引かないでよっ!」


そんな会話をして、私達は笑い合う。


「っ・・・・・・。」


めまいが急にした。


「・・・どうした?」


「どうしたの?」


二人が異変に気付く。


「なんでもないよ。大丈夫。」


そう言って、私は笑う。


二人はまだ心配そうに私を見ている。


放課後になって、病院に行く。


頭痛いからじゃないよ。


・・・お母さんの、お見舞い。


病院に着いて、お母さんの病室に行く。


コンコン