それから3日が経った、夕方。


「ただいまー!」


「お邪魔します、すみません急に来てしまって」


「お帰り、…って、えっ!?どういう事?何、説明してトユン君!」


「オンマ、ヒョンが来たい来たいって駄々こねてたので連れて来ちゃいました、うちのグループのリーダーです」


「いや待って、俺駄々こねてないしそっちが来てって誘ったん……まあいいや。こんばんは、お邪魔します。promiseのp担当の、清水楽人です」


私の家に、突然来客が現れた。



もちろんあれからまたほとんど眠っていない私は、お母さんの興奮した声に反応して階段を下りていった。


そして、そこに居たのは。


「夕飯はどうするの?トユン君、この…リーダーさんも食べて行くの?今作ってる途中だけど、…あと、サイン…」


「オンマ大丈夫、アイスで済ませる!後瀬奈ちゃん借りる!」


「夕飯は要りませんから、お気遣いなく!もちろんです、何処にでもサイン書きますよ、」


久しぶりに目をハートにさせてときめいているお母さんと、何故か私の名前を出したトユンさん、そして、promiseのMV動画や画像等で何度も見かける、あの男の人だった。


「あ、…お帰りなさい、トユンさん…」