「사실, 이런 일을 말하러 온 것이 아니 었 습니다만…(本当は、こんな事を言いに来たわけじゃなかったんですけど…)」


サラちゃんが、目を潤ませながらトユンさんを凝視する。


「우리는 가족 이지요?(私達、家族だったんですよね?)」


「…그래(…うん)」


そして、時が止まったかの様に沈黙が流れ。


「그럼 왜 우리의 것은 항상 뒷전이었다니까!?(じゃあ何で、私達の事はいつも後回しだったんですか!?)」


「えっ……?」


トユンさんの口から、日本語が漏れた。


「항상, 항상 오빠는 그랬다(いつも、いつもお兄ちゃんはそうだった)」


大声を上げた後に遠い目をしたユナちゃん。


「가끔 밖에 집에 돌아온되지 않는 알고 있었기 때문에…최대한 한국 생활을 즐기고 주었으면해서 항상 오빠를 즐겁게하려고했는데(たまにしか家に帰って来れないの分かってたから…出来る限り韓国生活を楽しんでほしくて、いつもお兄ちゃんを楽しませようとしたのに)」


「우리가 무언가를 할 때마다, 혼나고…(私達が何かをする度、怒られて…)」


ユナちゃんとサラちゃんの目に、どんどん涙が溜まっていくのが分かる。