約束~悲しみの先にある景色~

元々授業には真面目に参加していた私が授業中に寝てしまうなんて、先生も初めて見た様で。


5時間目の担当の先生に驚いた顔を向けられたけれど、私はそれに対して何も反応出来なかった。



徹夜をやり過ぎると、体に良くないと聞いた事がある。


けれど、家で寝れない私が寝れる場所はこういう所しかない。


車や電車の中の睡眠時間も含めると、単純計算でも2時間前後は睡眠時間を取れたことになる。


それだけでも、私は嬉しかった。



これで、今日の夜も徹夜が出来る。


夢の中で、お父さんに会わなくて済む。


夢の中で、地獄の様な苦しみを味わわなくて済む。


思いは、たったそれだけだった。



その日の夜。


「瀬奈ちゃんおやすみー」


「おやすみなさい」


よっぽど疲れが溜まっていたのか、8時過ぎに眠りについてしまったお母さんとキムさんの後に続く様に、トユンさんも10時前に自室へ戻って行ってしまった。


1階に残された私は、またもややる事が無くなってしまって。


つい先程までは、トユンさんがインターネットやニャンコメに公開されていないpromiseの写真やメンバー同士でふざけ合う動画を見せてくれて、2人で楽しんでいたけれど。


トユンさんが居ない今は、公開されていないpromiseの写真や動画を見る事も出来ないし、今は1人で見ようという気分でも無い。