約束~悲しみの先にある景色~

朝ご飯の席でも、


「もしもし。おはようございます、オンニですか?…そう、バク転の事で…。やらない方が良いと…えっ、なら腹筋見せる!?踊ってる途中にガクちゃんが!?…だから、ガクちゃんのお腹を見せちゃいけないって言ってるじゃないですかー、」


大声でマネージャーさんー女の人らしいーと電話をしているトユンさんや、


「碧見て、また煽り運転だって」


「えー、この頃多すぎじゃない?でも、大きな事故にならなかっただけでも良かった」


パンにかじりつきながら神妙な顔で会話している親の声が、遠くの方に聞こえた。


この原因は、寝不足しか考えられない。


だから、私には。


(家で寝れないのなら、)


(車の中、電車の中、授業中、休み時間に寝よう)


という考えがあった。



もちろん、その考えを私は今日から実行したわけで。


山口さんに梅川駅まで送って貰う間、梅川駅から桜葉中学に行く電車の中、私は爆睡した。


学校に着いて、輝星とpromiseのLieとTruthについて話してテンションを上げた後の1時間目から4時間目までの授業はちゃんと聞いたけれど、5時間目の授業の内容は、ほとんど覚えていない。