「分かった。じゃあ山ちゃんにも親には言わなくて良いよ、って言っておくよ」
トユンさんはにっこりと笑い、階段をあと1段で上り終わる私の手を軽く取ってエスコートしてくれた。
「ありがとうございます」
(さすがアイドル、紳士過ぎて……)
トユンさんの行動に感激していた私は、気付かなかった。
「…あのパニック状態で大した事ないって、……」
トユンさんの口から微かに漏れた、小さな声に。
「はい、此処が瀬奈ちゃんの部屋」
2階には3つの部屋とトイレとベランダがあり、私は階段を上って左側の部屋に案内された。
「隣が俺の部屋、奥にあるもう1個の部屋はお客様用なんだけど…」
ドアを開けてくれた彼の横から滑り込む様にして新しい自分の部屋に入った私は、その部屋の広さに言葉を失った。
まず目を引くのは、部屋の奥にある大きな窓。
そして、見た事がない形の白いセミダブルベッドだった。
大きなベッドが部屋の中央に置かれ、ドアの近くには勉強机があり、クローゼットもあり、暖房器具まできちんと完備されているのに、この部屋は狭さを感じさせなかった。
「オッパの再婚が決まって、瀬奈ちゃんに会う前に急いで買いに行ったから好みとか全然分かんなくて…。特にこのレザーデザイナーズベッドなんて、寝心地良さそうだったから選んだってだけで…。でも、気に入ってくれた、かな?」
トユンさんはにっこりと笑い、階段をあと1段で上り終わる私の手を軽く取ってエスコートしてくれた。
「ありがとうございます」
(さすがアイドル、紳士過ぎて……)
トユンさんの行動に感激していた私は、気付かなかった。
「…あのパニック状態で大した事ないって、……」
トユンさんの口から微かに漏れた、小さな声に。
「はい、此処が瀬奈ちゃんの部屋」
2階には3つの部屋とトイレとベランダがあり、私は階段を上って左側の部屋に案内された。
「隣が俺の部屋、奥にあるもう1個の部屋はお客様用なんだけど…」
ドアを開けてくれた彼の横から滑り込む様にして新しい自分の部屋に入った私は、その部屋の広さに言葉を失った。
まず目を引くのは、部屋の奥にある大きな窓。
そして、見た事がない形の白いセミダブルベッドだった。
大きなベッドが部屋の中央に置かれ、ドアの近くには勉強机があり、クローゼットもあり、暖房器具まできちんと完備されているのに、この部屋は狭さを感じさせなかった。
「オッパの再婚が決まって、瀬奈ちゃんに会う前に急いで買いに行ったから好みとか全然分かんなくて…。特にこのレザーデザイナーズベッドなんて、寝心地良さそうだったから選んだってだけで…。でも、気に入ってくれた、かな?」



