「何かさ、いつも思ってるんだけどらせん階段って上ってると目が回りそうになるんだよねー。……ってそんな事より、瀬奈ちゃん、今は大丈夫?」
「何がですか?」
階段を上りながら明るく独り言を言っていたトユンさんが急に変なことを聞いてきたから、私はその質問の意図が分からず聞き返した。
「あ、…何か、嫌な事とか思い出したりしてないかなって思って」
ん?、と首を傾げる私に、トユンさんは私の方を振り向いて口を開いた。
「ほら、さっきお風呂場で瀬奈ちゃん意識飛んでたじゃん。車の中でも意識飛んでた…っていうか、凄い何かに対して嫌がってた感じだったから、また何か思い出したのかなって思って」
それを聞いた瞬間、私はぶんぶんと首を振った。
「あー、何も思い出してないです!ただ、家が素敵だなって感動してただけでっ…、」
「そっか、それなら良かった」
トユンさんは私の顔を嘘をついていないか確認するかの様に見つめ、すぐに微かに口角を上げた。
私が嘘をついていないと分かった様だ。
「…オンマとアッパに言っておこうか?瀬奈ちゃんが車の中で……って」
そして、要らない提案をしてきた。
「いや!言わなくて大丈夫です!あんなのそんなに大した事ないので!」
(お母さんにばれたら余計な心配されちゃう!)
これにも、私はぶんぶんと首を振って拒否を示した。
「何がですか?」
階段を上りながら明るく独り言を言っていたトユンさんが急に変なことを聞いてきたから、私はその質問の意図が分からず聞き返した。
「あ、…何か、嫌な事とか思い出したりしてないかなって思って」
ん?、と首を傾げる私に、トユンさんは私の方を振り向いて口を開いた。
「ほら、さっきお風呂場で瀬奈ちゃん意識飛んでたじゃん。車の中でも意識飛んでた…っていうか、凄い何かに対して嫌がってた感じだったから、また何か思い出したのかなって思って」
それを聞いた瞬間、私はぶんぶんと首を振った。
「あー、何も思い出してないです!ただ、家が素敵だなって感動してただけでっ…、」
「そっか、それなら良かった」
トユンさんは私の顔を嘘をついていないか確認するかの様に見つめ、すぐに微かに口角を上げた。
私が嘘をついていないと分かった様だ。
「…オンマとアッパに言っておこうか?瀬奈ちゃんが車の中で……って」
そして、要らない提案をしてきた。
「いや!言わなくて大丈夫です!あんなのそんなに大した事ないので!」
(お母さんにばれたら余計な心配されちゃう!)
これにも、私はぶんぶんと首を振って拒否を示した。



