「…ちゃん、瀬奈ちゃん?」
誰かに呼び掛けられ、今までの驚きを思い返していた私は我に返った。
「はい!」
声を上げて振り返ると、
「ふふ、意識飛んでたよ?そろそろ2階行こっか」
トユンさんがこちらを見て笑っていた。
「あ、ごめんなさい!」
慌てて謝り、私は彼の後を着いて行った。
「これから何処を見るの?」
リビングを通ると、そこで食器の整理をしていたお母さんが私達に話し掛けてきた。
「あ、今から2階を案内しようと思って。瀬奈ちゃんの部屋も新しく作ったので、そこも見ます」
「あら、2階?瀬奈の部屋もあるなんて、贅沢ー!ありがとう、じゃあ後は宜しくね、トユン君」
アイドルスマイルと共にそう返したトユンさんに、お母さんは一瞬で顔を輝かせた。
まあ、そんな破壊的な笑顔を横から見ていた私も思わずにやけてしまったのだけれど。
「足元気を付けてね、らせん階段だから」
トユンさんは、私を気にかけながららせん階段を上っていく。
「はい」
(お父さんは、私の事を気にかけてくれなかったなぁ)
彼の後ろ姿を見ながら、ふとそんなことを思ってしまった。
誰かに呼び掛けられ、今までの驚きを思い返していた私は我に返った。
「はい!」
声を上げて振り返ると、
「ふふ、意識飛んでたよ?そろそろ2階行こっか」
トユンさんがこちらを見て笑っていた。
「あ、ごめんなさい!」
慌てて謝り、私は彼の後を着いて行った。
「これから何処を見るの?」
リビングを通ると、そこで食器の整理をしていたお母さんが私達に話し掛けてきた。
「あ、今から2階を案内しようと思って。瀬奈ちゃんの部屋も新しく作ったので、そこも見ます」
「あら、2階?瀬奈の部屋もあるなんて、贅沢ー!ありがとう、じゃあ後は宜しくね、トユン君」
アイドルスマイルと共にそう返したトユンさんに、お母さんは一瞬で顔を輝かせた。
まあ、そんな破壊的な笑顔を横から見ていた私も思わずにやけてしまったのだけれど。
「足元気を付けてね、らせん階段だから」
トユンさんは、私を気にかけながららせん階段を上っていく。
「はい」
(お父さんは、私の事を気にかけてくれなかったなぁ)
彼の後ろ姿を見ながら、ふとそんなことを思ってしまった。



