「マジで?なら今から聴こうよ、後5分あるから1曲は聴けるでしょ!ごめん智和、また後で話そ!」
一瞬で目を輝かせた彼女は、スカートのポケットからおもむろに自分のミュージックプレイヤーとイヤホンを取り出した。
「何聴くの?」
「ん?んー…、やっぱりデビュー曲かな?瀬奈はまだpromiseの事あんまり知らないでしょ、このデビュー曲、『約束』無しにはpromiseは語れないのよ」
promiseって訳すと“約束”で、デビュー曲もの名前も“約束”って面白いでしょ、と、輝星は教室の後ろの方で頬を膨らませて明らかに拗ねている智和に向かって両手を合わせながら、私に同意を求めてくる。
「うん。……約束か…」
空気を読んだ私が同意しながらそう呟くと。
「まあ、とにかく聴こう。瀬奈なら絶対ハマるから」
自信に満ちた顔でイヤホンの片耳を渡され、私は素直にそれを右耳に装着した。
そして、すぐに聞こえてきたのは何処までも響きそうな優しい優しい声。
『これが 僕と君との 約束』
前奏の後に、その台詞から始まった約束の歌詞。
「これ、ガクちゃん…リーダーの声ね」
それに私が頷く暇もなく、曲はどんどん進んでいく。
一瞬で目を輝かせた彼女は、スカートのポケットからおもむろに自分のミュージックプレイヤーとイヤホンを取り出した。
「何聴くの?」
「ん?んー…、やっぱりデビュー曲かな?瀬奈はまだpromiseの事あんまり知らないでしょ、このデビュー曲、『約束』無しにはpromiseは語れないのよ」
promiseって訳すと“約束”で、デビュー曲もの名前も“約束”って面白いでしょ、と、輝星は教室の後ろの方で頬を膨らませて明らかに拗ねている智和に向かって両手を合わせながら、私に同意を求めてくる。
「うん。……約束か…」
空気を読んだ私が同意しながらそう呟くと。
「まあ、とにかく聴こう。瀬奈なら絶対ハマるから」
自信に満ちた顔でイヤホンの片耳を渡され、私は素直にそれを右耳に装着した。
そして、すぐに聞こえてきたのは何処までも響きそうな優しい優しい声。
『これが 僕と君との 約束』
前奏の後に、その台詞から始まった約束の歌詞。
「これ、ガクちゃん…リーダーの声ね」
それに私が頷く暇もなく、曲はどんどん進んでいく。



