(そっか、明日迎えに来るんだっけ)
そう言えば、と思いながら、テーブルの上に置かれていたスマートフォンを手に取り、指紋認証でロックを解除してから手渡すと。
「ありがと、ちょっと借りるね。…ニャンコメある?あ、あるじゃーん、さすが!」
いやー、今時の中高生は凄いね、ニャンコメインストールしてるのは世界の最先端だわ…、と、誰目線か分からない台詞を呟きながら、彼は私のニャンコメのアプリを開いて色々な所をタップし始めた。
両手で自分のと私のスマートフォンを器用に持ち、トユンさんはキムさん達の見ている前で独り言を呟いていて。
「んーとね、これをこうして…QRコード?あ、俺のか……。よし、出来た!」
下を向いたり、急にこちらを向くトユンさんの顔も、相変わらず美しい。
「あ、ありがとうございます……」
そうして返された私のスマートフォンには、トユンさんのものだと思われるアカウントが表示されていた。

そう言えば、と思いながら、テーブルの上に置かれていたスマートフォンを手に取り、指紋認証でロックを解除してから手渡すと。
「ありがと、ちょっと借りるね。…ニャンコメある?あ、あるじゃーん、さすが!」
いやー、今時の中高生は凄いね、ニャンコメインストールしてるのは世界の最先端だわ…、と、誰目線か分からない台詞を呟きながら、彼は私のニャンコメのアプリを開いて色々な所をタップし始めた。
両手で自分のと私のスマートフォンを器用に持ち、トユンさんはキムさん達の見ている前で独り言を呟いていて。
「んーとね、これをこうして…QRコード?あ、俺のか……。よし、出来た!」
下を向いたり、急にこちらを向くトユンさんの顔も、相変わらず美しい。
「あ、ありがとうございます……」
そうして返された私のスマートフォンには、トユンさんのものだと思われるアカウントが表示されていた。




