良く分からなくて、逆に笑いが込み上げてくる。
「…んと、ごめんね待って?な、何が視えるって?」
口角が上がり始め、片手で口を抑えて私が聞くと、
「壁。んーとね、私も理解するのに時間がかかったんだけど…ていうか信じられなかったんだけど…」
至って普通の真剣な顔をして輝星は同じ事を繰り返し、その事について詳しく説明してくれた。
彼女曰く、バラエティ番組に出ていた時の彼は、それを『人の壁が視える能力』と呼んでいた。
ショーンがターゲットにした人を目を凝らして視ると、透明な『壁』が視える事があるらしい。
その壁は、その人が彼に心を開いていない証拠。
壁の枚数が多ければ多い程、その人は誰にも(ショーンに)心を開いていなかったり、何か秘密や悩みを抱えている、という事らしい。
彼曰く、壁が無かったり、1つある程度なら問題は無いそうだ。
ただ、その壁が2,3枚以上になると、その人はかなり悩みを抱え込んでいるそうで。
そうなると、ショーンはいつもその人の壁を減らそうと努力するらしい。
壁を何度も何度も視る度に、自分の体力がすり減って体調が悪くなる事もお構い無しに。
「…んと、ごめんね待って?な、何が視えるって?」
口角が上がり始め、片手で口を抑えて私が聞くと、
「壁。んーとね、私も理解するのに時間がかかったんだけど…ていうか信じられなかったんだけど…」
至って普通の真剣な顔をして輝星は同じ事を繰り返し、その事について詳しく説明してくれた。
彼女曰く、バラエティ番組に出ていた時の彼は、それを『人の壁が視える能力』と呼んでいた。
ショーンがターゲットにした人を目を凝らして視ると、透明な『壁』が視える事があるらしい。
その壁は、その人が彼に心を開いていない証拠。
壁の枚数が多ければ多い程、その人は誰にも(ショーンに)心を開いていなかったり、何か秘密や悩みを抱えている、という事らしい。
彼曰く、壁が無かったり、1つある程度なら問題は無いそうだ。
ただ、その壁が2,3枚以上になると、その人はかなり悩みを抱え込んでいるそうで。
そうなると、ショーンはいつもその人の壁を減らそうと努力するらしい。
壁を何度も何度も視る度に、自分の体力がすり減って体調が悪くなる事もお構い無しに。



