約束～悲しみの先にある景色～

｢かっ、可愛い……！｣


その写真に写っていた男の人は、何処かで見た事がある様な顔だった。


染めたのであろう薄茶色の髪の毛と、それと同じ色の目。


頬に小さく星のペイントを付けている所が、本当に可愛くて。


今まで見てきたメンバーの中でも、1番あどけなさが残っている笑顔。


凄く明るそうで、楽しそうで。


この人には、ガクちゃん達の様な辛くて暗い過去はないだろう。


何の曇りもないその目が、その表情が。


そう、私に結論を出させる。


｢なかじま、しょう……｣


だからなのか、彼の名前を呟かずには居られなかった。



｢でしょ！可愛いでしょ！？今年で18歳なんだけどめっちゃ可愛いでしょ！？この可愛さは反則国宝レベル世界遺産に登録しようよ本気で｣


今までとはまるで違う興奮の仕方に、何となく輝星はpromiseの中でこの人を推しているのかな、と考えてしまう。


それと同時に、先程も“今年で18歳”と説明されたアッキーの姿を思い出して。


｢えっ、18歳？それってアッキーと一緒じゃない？｣


雰囲気がまるで違うし、他の画像で見られる表情も何となくアッキーと違う事に驚いて、そう聞くと。