「おっ……」
2人目の人の顔立ちは、どこか外国人の雰囲気をまとっていた。
くっきりとした二重に、色素の薄い髪の色。
この人は髪の毛を結んでいて、ハーフアップがとても似合う男性だ。
ハーフアップをしている髪の色が金髪で、それが見ている人の目を惹く。
「せと、かいる……」
私は、2人目の人の名前を繰り返した。
「うん。この人は日本とアメリカのハーフで、ニックネームは“カイちゃん”。カイちゃんの名前の漢字ね、瀬戸内海の“瀬戸”に、海が流れるって書いて海流って読むの」
(あー、ハーフなのか)
それなら、先程感じた外国人の雰囲気の原因も分かる。
それにしても、きっきが説明してくれた彼の名前は。
「何か、凄い海の要素があるね」
「でしょ?そう思うでしょ?」
同じ事を感じていたのか、彼女は勢い良く私を指差した。
「でもねー、カイちゃんって水が…プールとか海とかが苦手なんだって。その理由はprotectも分からないんだけど」
けれど、その後に続いた彼女の言葉に、私は思わず驚きの声を漏らしてしまった。
水の要素しかない名前を持っているのに、水が苦手だなんて。
カイちゃんが前に海に行った時に気持ち悪くなって戻しちゃったとか、倒れかけたとか、色々な噂があるんだけどね…、と、輝星は苦い顔をして言った。
2人目の人の顔立ちは、どこか外国人の雰囲気をまとっていた。
くっきりとした二重に、色素の薄い髪の色。
この人は髪の毛を結んでいて、ハーフアップがとても似合う男性だ。
ハーフアップをしている髪の色が金髪で、それが見ている人の目を惹く。
「せと、かいる……」
私は、2人目の人の名前を繰り返した。
「うん。この人は日本とアメリカのハーフで、ニックネームは“カイちゃん”。カイちゃんの名前の漢字ね、瀬戸内海の“瀬戸”に、海が流れるって書いて海流って読むの」
(あー、ハーフなのか)
それなら、先程感じた外国人の雰囲気の原因も分かる。
それにしても、きっきが説明してくれた彼の名前は。
「何か、凄い海の要素があるね」
「でしょ?そう思うでしょ?」
同じ事を感じていたのか、彼女は勢い良く私を指差した。
「でもねー、カイちゃんって水が…プールとか海とかが苦手なんだって。その理由はprotectも分からないんだけど」
けれど、その後に続いた彼女の言葉に、私は思わず驚きの声を漏らしてしまった。
水の要素しかない名前を持っているのに、水が苦手だなんて。
カイちゃんが前に海に行った時に気持ち悪くなって戻しちゃったとか、倒れかけたとか、色々な噂があるんだけどね…、と、輝星は苦い顔をして言った。



