閨川は、迫井と最上の所に行く際、ひなりの横をスッと通った。

れいま先生…いい匂い…

ひなりは、後ろの2人に化学を教える閨川にぼーっと見とれてしまった。


…私は…
私は別に、荒野さんみたいに先生と付き合おうとなんてしてない…
ただ、
『教師と生徒』として先生と仲良くなりたいだけ。
『教師と生徒』として先生にもっと近付きたいだけ。
『教師と生徒』として、先生のことが好きなだけ。
『教師と生徒』として………















…違う。