生活指導の鬼丸に散々怒鳴られ、クラスでは一軍から成瀬ひなりより下の四軍に降格し、挙げ句の果てには下校前に自分が片想いしている閨川にまで叱られた栄華は、明日からも続く学校生活を憂鬱に感じていた。

そんな栄華には、今一番許せない人間がいた。副担任の音咲だ。
栄華の相談に乗る振りをしていじめのことを閨川に告げ口した音咲。
栄華を生徒指導室に連れて行き、部屋を出る時栄華を見て嗤った音咲。
栄華は、音咲に対する憎しみを胸に秘め、音楽室に向かった。