『あーね!やっぱりひなりは真面目だなぁ〜。私も見習わなきゃ!…あ、ちょっと用事思い出したから切るね!バイバイ!』

「うん…またね!」

レムとの通話を終え、ひなりは大きなため息をついた。

閨川先生…
最初は見てるだけで良かった…なのに今は…
先生にもっと近づきたい…
先生にもっと私を見て欲しい…
どうしよう…どうすればいいの?

ひなりはその日の夜、ベッドに入っても眠れなかった。