「ちょ、マジやばくない?玲眞くん!」

「だよね!今まであんまり関われなかったけど、担任とか嬉しすぎる!!」

クラスメートたちは下校時間になってもまだ騒いでいた。

「あの人らどんだけ閨川先生の事好きなんだよ。ね、ひなり。」

1年生の頃から同じクラスの、ひなりの一番の親友である二ノ瀬 レム(ニノセ レム)が笑いながら言った。

「う、うん。そうだね!」

ひなりはレムに笑いかける。

しかし、内心では自分も他の女子生徒達と同じように、閨川のことを考えていた。
それだけではない。
ひなりは閨川の事が好きだった。

それもずっと昔から…ーーー