「……?!」

「私は閨川先生…いいえ、玲眞先輩のことがずっと好きなの。中学の時からずっと愛してるの。あんた達みたいな先生と生徒の禁断の恋に憧れてるクソガキとは違って真剣に彼を愛してる。バカな子供の一時的な遊びの恋なんて応援してる暇あるわけないでしょ?」

いつもの作り笑顔でも、あの狂気に満ちた不気味で冷酷な冷たい表情でもなく、音咲は感情を露わにしてそう言った。
初めて見る彼女の一面に、ひなりは戸惑いを隠せずにいる。