「…ごめん。ひなり。……今日はちょっと一人で過ごしたい。だから私に話しかけないで。」

そう吐き捨てると、レムは自分の席に座り、イヤホンをして廊下の方に目を逸らした。

あ…
私…
レムにまで嫌われた…?
みんなが私を嫌ってもレムにだけは絶対嫌われたくなかったのに…
私…大好きなレムに嫌われちゃったの…?

ひなりは堪らなくなって教室を飛び出した。