気付けば夕方だった。 ひろとといると本当に1日が短く感じる。 「あ、わり。さんきゅ。 俺泣くとかだっせ」 「そんなことないよ。 話してくれてありがとね。 ねね、聞いてもいい?」 「ん?」 「なんで甘いもの苦手なのにミルキーはいけるの?」 「んなことかよ。 よく覚えてねえけど、たぶんガキの頃お袋がよくくれてたんだ。 だからミルキーは食べれる」