「マロンディス、すぐに追いかけろ」

「え? 」

「一人で行かせては危険だ。ディアンナが逃亡している。あの子を見れば、お前の子供だってすぐに解る。何をされるか分からないぞ」

「あ、判ったよ。じゃあ、また連絡して」

「ああ」

 急ぎ足でジックニーを追いかけるマロンディス。




 走ってくるマロンディスだが、ジックニーの姿はどこにも見当たらなかった。

 とりあえず車を拾って、国立病院へ戻る事にした。