「…そうだ、小屋の裏側に花壇があって、昔タイムカプセルを埋めたのよ。」
アリスは外に出ると、裏は周り花壇の前にやって来た。
アリスが出て行った後、シドはもう一度時計の模様を見た。
ドクン…!
模様に触れると再び今度は全身が脈を打つようだった。
この感じは一体何だ…
シドは外に出て、小屋全体を見渡した。
ここを知っているはずがないのにどうして懐かしいと感じるんだろう。
「…アリス様!!!」
すると、オーギストと教育係のマリア夫人が息を切らせやって来た。
花壇の前で屈み込むアリスを見て、オーギストとマリア夫人は大きくため息をついた。
「やっと見つけました!やはりここだったんですね。アリス様!音楽会はとっくに始まっていますよ!」



