皇女の婿探し…
シドは一人肩を落とし、溜息をついた。
やっと近衛になれるチャンスがやって来たと思っていたのに…
首からかけているペンダントを取り出した。
ペンダントを開くと一人の男性の古い写真が入れてある。
孤児院にいた時、シスターからこの写真の男性が父親だと言われた。
父親は王宮の近衛隊員だったと聞いている。
バタン
すると、部屋の中から面接官の男性3人が出て来た。
「…では今から一次審査の結果を発表します。名前を呼ばれた者のみ二次審査へ進むためここに残り後はお帰りください。」
面接官の言葉など、もはやシドの耳には届いていなかった。
名前が呼び上がる度に歓喜の声がホールに響いた。
100人程いた試験者はここで半数以下に絞られるようだ。
「…シド・メルヴィス」
自分の名前が読み上げられ、シドは驚き顔を上げた。
通ってしまった…一次審査。。
どうする…このまま二次審査へ進むのか…
シドは両手を強く握りしめた。
シドは一人肩を落とし、溜息をついた。
やっと近衛になれるチャンスがやって来たと思っていたのに…
首からかけているペンダントを取り出した。
ペンダントを開くと一人の男性の古い写真が入れてある。
孤児院にいた時、シスターからこの写真の男性が父親だと言われた。
父親は王宮の近衛隊員だったと聞いている。
バタン
すると、部屋の中から面接官の男性3人が出て来た。
「…では今から一次審査の結果を発表します。名前を呼ばれた者のみ二次審査へ進むためここに残り後はお帰りください。」
面接官の言葉など、もはやシドの耳には届いていなかった。
名前が呼び上がる度に歓喜の声がホールに響いた。
100人程いた試験者はここで半数以下に絞られるようだ。
「…シド・メルヴィス」
自分の名前が読み上げられ、シドは驚き顔を上げた。
通ってしまった…一次審査。。
どうする…このまま二次審査へ進むのか…
シドは両手を強く握りしめた。



