「彼氏が知らない女の人の名前を言っ

た!?」

大きな声で夏帆が喋りだしたので、私は慌て

て夏帆の口に手を添えた。

「しーっ!!声がでかいよ…!」

すると、夏帆は少し静かになったのかと思い

きや、突拍子のない言葉をはいた。

「それは……、浮気では…?」

「………、はぁ?」

私はその言葉に、更に眉間にシワ寄るほど鋭

い顔をした。

「冗談だよ!冗談!!」

夏帆は、慌てて訂正したが、一度言ったこと

を中々忘れられない私にとっては、遅かっ

た。