16：45
タイムリミットまで 1時間15分・・・。
私は、助けを求めるように
校内をさ迷い続け、気が付くと
体育館に来ていた。
ｷｭｯ、ｷｷｨｯｯ、ｷｯｭｷｭｯﾂ---
体育館に響く
シューズが床に吸い付いてるかのような音
ﾀﾞﾝ ﾀﾞｯ ﾀﾞﾀﾞﾝｯ--ｷｭｯ
---ｶﾞｺﾝｯ----
「うえーい」
ﾊﾟﾁﾝｯﾂ
得点が決まり、皆でハイタッチし
盛り上がっている。
(あーかっこいいな.....)
ｶｼｬｯ
思わず、シャッターを切った。
ｶｼｬｯﾂ、ｼｬｼｬ、ｶｼｬｼｬ...
思わず、何枚もシャッターを切っていると
それに気が付き、こっちに向かってくる。
(やばい...)
思わず、カメラから手を離し、
首にぶら下げ、下を向く。
「こら。なんや。お前は。」
