いつもと変わらない授業。 先生の声、黒板の音、 耳で感じる変わらない日常。 でも、1つ。 別の空気感がある。 それは、 卯野くんという存在。 なにも変わらないはずの日常に 突如、現れた存在。 同じクラスになって、 一か月ほど。 まだ、慣れない。 彼は、確かにそこに存在していて、 ただただ寝ている。 (だめじゃん...) とか思いながら、 (今日も朝、早かったんだろうな... 疲れてるのかな...) とことん甘い目でみる 私がいる。