「君のツンを甘く変える。」

着いてすぐにまた女の子が集まってきた。




「ねぇねぇ慧君!!一緒にあっちに行こうよ!」




「いや、俺なみちゃんと約束してるから。ごめんね?」




慧君がそう言うと、女の子たちはあからさまに嫌な顔をした。




私は自然と俯く。




「あー、疲れた。」




周りに人がいなくなると、慧君は座ってため息をついた。




「みんな、ジンクス信じてるんだよ。」




噂は本当のようだし。




「別に俺はジンクスなんて気にしないもん!!普通に見ればよくない?」





「うん、まぁ、そうだね。」




「でしょ?」




たわいもない話をしていると、結梨と朔矢君が来た。





「もう来たの?朔矢君。」




「ごめんね、慧君。来ちゃったよ〜」




何だか訳ありな顔の2人。




怖いなーもー。





「ほら、火つけるみたいだよ!!みんなで見よ!!」





私がそういうと、隣に慧君、朔矢君、結梨が座った。




「おわぁーーーー!!!綺麗!!!」





赤い炎が綺麗に燃える。





ただぼーっと見ていた。




すると、突然ぎゅっと手を握られた。





「え?」




「、、、、、、ずっと言ってるけど、なみちゃんは可愛いよ。だから、無理に自分のこと変えようとしないで。ね?」





からかってるのとは違う声で言われた。




耳元で言われたから、なんだかくすぐったくて。




私は静かに頷いた。




それを見て慧君は満足そうに笑う。