「君のツンを甘く変える。」

私が入った高校にはいろんな中学校から集まってくるから、知らない人がほとんどになる。





でも、一応勉強メインの学校だからそれなりに頭はいいところだと思うんだ。




私は根っからの文系だし、結梨もそう!




1人ワクワクしながら、教室に入る。




「おー、やっぱり見たことない顔がたくさんだ!」





「そりゃそうだよ。あっ、黒板に貼ってあるよ。」




自分の名前を探すと、




「あっ!一番後ろだ!真ん中の。」




「私は廊下側だー。最悪。」




「やったー!後ろ!!」




「でも私隣女の人みたいだからいいや!」




「私はーーー、片桐、慧?君?」




「男の子だね。」




「そうだね。」




「今度こそツンデレ治しなさいよー。頑張ってね!」




私の背中をポンっと叩くと、自分の席に行ってしまった結梨。




若干緊張してきたよ!!




あー、話しかけられたらどうしよう。




そんなことを考えながら自分の席に座った。




まだ来てないし、来るの待つのってドキドキする。




怖い系の人だったら、まず話せないし、、、