「君のツンを甘く変える。」

「で、それを直接慧君に言えなくて訳もなくイライラしてると。」





「いや別に!?訳もなくではないよ?訳はあるから。」





「全くこの子は、、、、、、」





「ん?なに?」





「そのつっけんどんな言い方もう止めたら??」




呆れた顔で結梨が言う。




そんなこと、




「私が1番わかってる!!」




大きな声を出したからか、周りから見られる。




喧嘩?




あの子って、、、




変に注目され始めて、私は人気の居ない方へ走り出した。




「ちょ、七美香!!」




後ろから結梨が呼ぶけど、振り向かなかった。




私の性格が悪いのに。




だから結梨も呆れてるのに、、、




今振り向いても何を言っていいのか分からないもん、、、



誰の声も聞こえないのが分かると、走っていた足を止めた。




ここなら、誰も来ない。




ちょっと歩くと広場みたいなところがあった。




そこにあった木の椅子に座る。