「君のツンを甘く変える。」

こういう慧君、、、、、、、嫌いじゃないな、




「なみちゃんって、意外と寂しがり屋だよね?」





「え?」




洗いながら慧君が言う。





「だって、俺がほかの子と話してる時、ずっとこっち見てたじゃん。」




「いや、その、それは慧君と朔矢君が手伝ってくれなかったから!!別に寂しいなんて思ったことないよ、、、、、、」




私は何を焦ってこんなこと言ってるんだろう。




洗い終わると、慧君は私の方を向いて、




「俺は嫌だけど。」




「え?、、、なにが?」





「なみちゃんがほかの男の子と話してたら。寂しいっていうか、つまんない。」





「、、、、、、え?」




「先行ってるね。これも持っていくから。」




洗ったボウルを持って、私の横を通り過ぎた。





な、何っ!?





つまらないって、どういうこと?




確かに、私だって何かわからないけど、慧君が他の人と話してる時いい気はしなかったけど、、、





別に私、知らない人と話してないし、、、





そもそもつまらないって、、、、、、





「私は別に面白さ求めて話してるわけじゃないっての!!」