「君のツンを甘く変える。」

からかってくる時の笑顔じゃなくて、自然体な天然素材の慧君。





「ん?何ー?じっと顔みて。」





「なんでもなーい。秘密!!」





「ずるっ、、、」




「ずるくないよ!!」




「違うよ、、、そういう事じゃなくて、その顔、、、、」





「なに?変だった?」




「あーー!もう!なんでもないよ!!」




そう言って頭をガシガシし始めた慧君。




なんか、今日の慧君変だなー。




体調悪いんだろうか。




「ねぇ、ハイキングしながらなんか話そうよ!私たちって、意外と普通の話したことないでしょ?」





「まぁー、たしかに?」




「お互いに質問してみよ!!私からね?んー、好きな食べ物は?」




「ボンゴレパスタ。なみちゃんは?」




「私はカルボナーラ!!パスタ好きなんて、相性いいかもねー!」




「、、、、、、鈍感こわい。うん、そうだね。じゃあ、つぎ!」





小学生みたいな質問を繰り返しているうちに、いつもの慧君の戻っていった気がした。




良かった。