「君のツンを甘く変える。」

「スポーツくらい出来るし!なみちゃん、俺のこと舐めてるの?もっと意地悪しようか?」





なんて、ニコーっとした顔で言われたから私は思いっきり首を振った。




つねられたままだから絶対変な顔してるわ。




「あははっ!!その顔、最高すぎ!!」




声を出して笑う慧君。




「わりゃわないでょ!!(笑わないでよ)」




「あははっ!可愛い、可愛い!!」





「かゃいくない!!(可愛くない)」




2人でそんなことをしていると、




「ほら、七美香ちゃん前歩かないと。」





そう言われて、右手を掴まれた。




「あっ、うん!、、、っ、え?」




今度は左手を掴まれる。




これ、、、、どういう状況!?




「あの、、、、歩けません。」




「「ご、ごめん!!」」




2人の声が重なる。




私は全然分からないし、2人は怒った顔して睨み合ってるし、結梨は大笑い。




「これ、、、、何かのドッキリ?」




「「「えっ!?」」」




私の言葉にみんなが驚く。




いやいや、こっちがびっくりだわ。