「君のツンを甘く変える。」

「班ごとに集まって歩けよ〜。迷子になんてなるなよ?」




先生達にそう言われて、ゾロゾロと歩き出す。




まぁ、空気もいいし、うるさくないし。




たまにはこういうのもありか。




「あー、サッカーしたくなってきた。」





「サッカー?」




「こんなに天気いいのに、ボールないなんてちょっと残念だなーって。七美香ちゃんはサッカー興味ある?」





「うーん、ルールもあんまり知らないなー。でもドリブルとか見てみたい!」




「じゃあ今度見せるよ!」




「「ほんとに!?」」




ん?





声かぶった?




チラッと横を見ると、




「俺のこと忘れてない?同じ班なんだけどなー、なみちゃん!」




ごめん、でも忘れてた。





「慧君も何かスポーツ出来るの?」




「俺が何も出来なさそうって!?これでも中学の時までテニスやってましたよー。」





「えっ!?以外、、、」




そう言うと、プニっと私の頬をつねってきた。