「君のツンを甘く変える。」

馴れ馴れしく肩を組んでくる朔矢。




「男と肩なんて組みたくなーーいーー!!」




そんな俺を見て朔矢が笑った。





「なんか慧君って男から見ても可愛いよ!弟みたいだし。」





「可愛いって言うな!!弟でもない!!」





なんで俺、いつもの七美香みたいになってんだよ。





つーか、こいつほんとに絡みずらいわっ!!





俺がいじるのはいいけど、いじられるのはなんかやだ!!




「楽しもうーねー!林間学校!!」




「いいけど、なみに近づき過ぎないでよ?」




「それはどうかなー?」




「お前ーーー!!」




こうして俺達は友達?ライバル?になったのであった。




めでたしめでたし、じゃなーーーーい!!




絶対、この林間学校の間に少しでも七美香のことを振り向かせる!!




朔矢にだけは負けないし!!