「同じクラスだといいねー。」




「うん!私、結梨と一緒がいいなー!!」




「お、可愛いこと言うじゃん。」




「なっ、えっ、かわ、可愛くなんて、ないよっ!!」




「あーーー、それ。ほんとに治しなさいよ。可愛いって言う度に照れるの、見てるこっちが照れちゃうよ。」




呆れた顔で言うけど、私にとって可愛いは一大事なんです。




そう、私は誰もが認めるツンデレ、らしい。





自分でも分かってるんです!!




でも、可愛いなんて言われるの恥ずかしいじゃん!




結梨はいつもそうやってからかってくるけど、全然慣れない。




「もし彼氏なんてできたらどうするのー?ツンデレなのはいいけど、行きすぎるとまた後悔するよ?ツンデレすぎて、俺のこと好きなのか分からないーなんて。そんなこと言われてる人、私初めて見たもん。」





グサグサ刺さりますよ、結梨さん。




その通り過ぎて何も言えないし。




中学生の時、好きだった男の子がいたけど、私がツンデレすぎて、ほんとに好きなのか分からないとか、冷たくされすぎて無理とか。




そんなことを言われるのがオチで、まともに付き合ったことなんてない。




どうしても照れて、マイナスなこと言っちゃう。