「君のツンを甘く変える。」

慧君はというと、




「やったー!なみちゃんと放課後まで一緒にいれるー!」




なんて呑気に笑っている。




笑えないー!




私が落ち込んでる間に、他のみんなが決まっていって、いつの間にか委員会決めが終わっていた。




「どんまいだねー、七美香。まぁ、いいんじゃない?慧君と一緒なら。」




「よーくーなーい!!」




廊下で結梨と話していると、また私を呼ぶ声が。




「なみちゃーーーーん!!委員会行こーーーー!!」




いつもの子犬のような笑顔。




「はいはい、いきまーーす。」




もう適当にあしらうことにした!!




すると、私のところに来て右手をギュッと握る慧。




流石にその姿に、結梨もびっくりしたみたいだった。




「じゃあね、七美香!また明日!」




「あっ、結梨!!」