「君のツンを甘く変える。」

「これなんのじゃんけん?」




そう聞かれたから、私は今までのことをサラッと説明した。




「じゃあ、俺がもう1人決められるの!?」




急に元気になった!!




「そうそう!片桐君、誰にする?」




学級委員が聞くと、嬉しそうに笑って、




「じゃあ、七美香!!!」




「おーー!、、、、、、え?」




今、私の名前言った?




「もう1人は七美香ちゃんに決定でーーす!皆さん拍手ーーー!!」




みんなから溢れんばかりの拍手が起こる。




「えぇーーーーーーーー!?」




嫌だ、嫌だ、やりたくないよ!!




結梨を見ると、指で頑張れと語っている。




「よろしくね、なみちゃん!なみちゃんと一緒なら俺なんでもやるしー!」




「いやいやいや、、、なんで私、、、、」




この人となんて嫌だーーーー!!




「あっ、もう1つ言い忘れてたけど、この学校の文化祭、夏休み前になるからなー。今日早速集まりがあるみたいだから、放課後行けよー。」




この、担任ーーーー!!




言うのが全部遅いよ!!