君がいない世界で生きるために






次の日の同時刻、昨日と同様の理由で、私は一人で学校を訪れた。


職員室に行くと、講義室に行くよう言われた。



講義室にはすでに二人の女子生徒がいた。


胸あたりまで伸びた黒髪を二つに束ねた子と、ショートカットの子だ。


二人は廊下側の一番前に並んで座っているが、なぜ呼び出されたのかわからないというような顔をしている。



前から入ってしまった私は、二人と目が合う。


だが、なぜか居ずらくなって、私はドアを閉める。



どう話を切り出せばいいのかわからないのと、中村先生がいないのに勝手に話を進めて言いのかわからず、私は身動きできなくなった。



「和多瀬?」



すると、タイミングを見計らったかのように、先生が来た。



「まだ誰もいないのか?」



先生はそう言いながら、ドアを開ける。



「先生!」



私がなにか言うよりも先に、ショートカットの子が立ち上がった。



「どうして私たち、ここに?」

「この人がちょっと聞きたいことがあるみたいでさ。悪いけど、付き合ってくれないか?」



二人の視線が私に向けられる。


すると、二つ結びの子がなにか閃いたらしい。



「あ……咲乃ちゃんのお姉さん……?」