側近だった。



当たり前だけど、恋愛としてみたことがない。


不老不死の呪いをかけられたと聞いて、必死でどうにかしないととは思った。



あたしがなんとかしないと。

あたしがなんとかしてあげたい。

アオイに幸せになってもらうために。

でもそれは、ずっとお世話になってきたからこそ、大切で…



「アオイにそばにいて欲しいって思うのは本当。でも、正直それが恋愛と結びつくかは分からないわ…」



「アリスは、どうしたい?」

「あたしは…」



テッドからの質問に、喉をつまらせながらもなんとか声を出した。



「あたしは、アオイの呪いを解きたい。あたしだけが成長するのは嫌だ。アオイの言う通り、一緒に成長したい。成長するアオイのそばにいたい」



「分かった。アオイ・マーチンの呪いの解き方を探そう」