「ところでそのアオイって人、どこかで見たことがあるんだけど、姫様の何?」
そういえば昨日もアオイのことをどこかで見たことあると言っていた。
「わたしの側近よ。いつも側にいてくれる人」
「ずっとお城にいる?」
「ずっとお城にいるわ」
「いつから?」
「ずっとよ。わたしが小さい時からずっと」
「その前は?」
「その前は分からないわ。気付いたら側にいたんだもの」
テッドは一方的に聞くだけ聞き、考えるのに必要な情報を集めた。
かと思えば、ぽつりと呟いた。
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