スカイブルーのリボンをほどき、箱を開ける。 中からはキラキラとラインストーンたっぷりのコンパクトなハート型の鏡が出てきた。 「へえ。綺麗ね」 開けて自身を写してみたが、それは失敗だった。 不貞腐れた今日の主役とは思えない顔が写し出される。 「最低な表情ね」 言って困ったように笑って見せた。 と、次の瞬間。 何が起こったのか把握するまでに時間がかかった。 何かが目の前を横切ったと思えば、手の中にあったはずの鏡が消えていた。 「何!?」 驚いてその「何か」を探す。