転校生達の話し声が近くなったので、美優は前を向いた。
すると、転校生と目が合った。
5人の席は美優の席を囲むような配置だ。
美優は無表情で彼らを見ると、また視線を窓へ移す

転校生は一瞬驚いたが、美優に話しかけた。

?「ねぇ、君名前は~?」
可愛い男が話しかけてきたが、美優は答えない。
?「ねぇ~返事してよぉ~」
可愛い男がしつこく聞いてくる。

美優「私の名前が知りたいなら自分が先に言うのが常識でしょ?」
「だいたい名前も名乗らずに、よろしくって可 笑しいでしょ。」

美優はそれだけ言うと、教室を出た。