先輩の声が好きです。 先輩の名前が好きです。 先輩のシャキシャキしたところが好きです。 先輩の走る姿が好きです。 話したこともないわたしを、何の迷いもなく守ってくれて…… そんな福山先輩が、昨日よりもっと、大好きです。 秋の夕空の下。 グラウンドを走る福山先輩を見つめながら 自分の中の熱い想いが、ハッキリと加速していくのを感じた。