2人が帰ってしまうと静まり返る病室。

何となく落ち着かなかった私は、布団に潜り込む。


何でか分かんないけど落ち着かない。

やっぱり、病院には馴れないよ。

私には、向いてないんだって、体が拒否反応起こしてるんだ、きっと。


清潔すぎる雰囲気。

消毒液の香り。

真っ白の壁、床、天井。

布団も、絶対に汚してはいけないような、そんなことを思わせる清潔さだ。


あー。病院なんて、来たくなかったよ。


わたしはそんなことを思いながら、長い時間をかけて眠りについた。