約束したじゃん。


元気になって、一緒に暮らそうって。


普通の健康な暮らしをしようって。


私は、それを夢見て決心したのに。


「1人じゃないから。」

大翔がいなくなったら、意味がないんだよ。


「ずっと笑ってて」

大翔がいなかったら、私笑えないよ。



ねえ、こんなに大好きなのに。

こんなに、愛してるのに。


…あなたとの未来を想像できなくなってしまった私は。

どうすればいいの?



ーーーもう、どうでもいいや。



その日は、私の手術日が決まった日だった。


だけど、大翔が亡くなった悲しみから、

私は生きることを、諦めてしまった。