この状況は初めてじゃない。

鈴ちゃんは、まだ、眠ったままだけど。

生きてる。

絶対にいつか、目を覚ます。


約束したもん、大翔だって絶対に帰ってきてくれる。


私は大翔の手に御守りを置き、その上から強く握りしめて、ずっとずっと祈り続けた。