「「ううわああぁぁああ!!」」
ぞっと、悪寒が走った気すらしたその一瞬。
「な、ななななにやってんの!?」
「し、知らないわよ!驚いたの!!」
ぎゃーぎゃー言い合う親子2人の声がナースステーションまで聞こえたそうで。
葉瑠姉が慌てて駆け込んできた。
「どーしたの!?」
「葉瑠姉…!!聞いてよ、お母さんが……#&!,&)?」
「水沢先生!!この子が突然、…!&)!#」
同時に話し出す私達親子に、葉瑠姉は全く聞き取れない様子で大きな声を出した。
「あーーっ!!1回落ち着いてください2人とも!!」
ひと騒ぎを終え、落ち着いて話したところで、葉瑠姉から話を聞いた新川先生が、病室へとやってきた。
そのあと、落ち着きを取り戻した私たち2人と新川先生、そして葉瑠姉でいろいろ話し、
準備が整い次第、手術を行うことに決まる。
そして大翔からも、担当医の先生と手術の相談ができたと聞いた。