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答えを聞くより先に職員室に着き
運悪く職員室の扉が開いた。



『 おぉ、ちょうど良かったありがとう 』



その扉を開けた人は担任で運がいいのか、悪いのか。



担任の机にノートとプリントを置き2人で来た廊下を一緒に戻る。




「 さっきの続きだけど、拒否権ないから。」



「 え、ない、の?」



「 君は俺のペットだよ?忘れてない?」



俺の悪いところが出ちゃってる。
拒否られるのがダサいからってこんなこと言って、だっせぇ。




「 えーやだ。


…なんて嘘。拒否なんてしない、嬉しい。」







無邪気に笑う君の顔を初めて見た気がする。
いつもどこか遠慮したような笑顔だったから1つ君との物語が始まった気がする。





「 本当猫みたい 」


「 褒め言葉?」


「 さぁ?」




隣でにこにこしている君の頭を撫でて小さく呟いた、




「 猫はかわいいんだよ 」










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