その1日後
コンコン
「姉様?エラです。」
「今行くわ、ちょっとまって!」
この部屋馬鹿でかいからドアまで遠いんだよね…
「いらっしゃっい、エラ。中においで」
「はい。」
「ココアでいい?」
「はい。」
こりゃ相当弱ってんな…
コトッ
「さて、何を言われた?」
「実は継母様が今夜中に床を磨いておけって…無理です!こんなに広いのに…」
また無理言ったなあのババア…
「エラ。大丈夫。あなたはもう寝なさい。私が何とかしとくから。」
何とかって言ってもひたすら床磨きするだけだけど笑
「大丈夫何ですか?」
「姉様にドーンと任せて早く寝なさい。ほら、ならここで寝る?」
「はい。」
まじか!
「分かったわ。なら着替えてらっしゃい。」
さて、まず、エラを寝かしつけなきゃいけないな。
「エラ、寝る前に一つお話ししてあげるわ。」
「どんなお話ですか?」
「それは聞いてからのお楽しみ。」